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ことしの徳島市阿波おどりは、これまで主催してきた市観光協会による巨額の赤字問題を受けて、市を中心とする新たな実行委員会のもとで開催されています。


実行委員会は運営改善の一環として1000人を超す踊り手らが1つの演舞場に集まって踊る「総おどり」を中止し、新たに4つの演舞場に分かれて披露する演出に変更しました。


これに対し、これまで「総おどり」を実施してきた有力な踊り手のグループでつくる団体「阿波おどり振興協会」が反発し、2日目の13日午後10時すぎから、市の中心部にある踊りスペースの路上で独自に「総おどり」を行いました。


この団体に所属する14のグループのおよそ1200人の踊り手が参加し、120メートルほどの道路を踊りながら進むと、周辺には大勢の観客が詰めかけました。


「総おどり」を実施した阿波おどり振興協会の山田実理事長は終了後、報道陣に対し「本来は演舞場の広いスペースが必要。今後、実行委員会と知恵を出し合うことが必要だ」と話し、14日と15日の残りの期間中は、独自に「総おどり」は実施しない考えを明らかにしました。


「総おどり」の中止を呼びかけていた実行委員会の委員長をつとめる徳島市遠藤彰良市長は、13日夜の実施に対して「演舞場以外での大規模な踊りは大変危険なため再三にわたり実施しないよう求めてきたが、それを無視して行われたことは誠に遺憾。今後の対応は実行委員会で十分協議したい」というコメントを出していて、今後、阿波おどりの運営をめぐる混乱がどのような形で収束するのか注目されます。

阿波踊り - Wikipedia