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イタリアの沿岸警備隊は、今月15日、船でアフリカからヨーロッパを目指していたおよそ190人を南部の沖合で救助しましたが、イタリアの新政権は、人道上の理由で上陸を認めた未成年者などの一部を除いたおよそ150人について、1週間以上、警備隊の船に留め置いて、ほかのヨーロッパの国々が受け入れるべきだと主張してきました。


こうした対応について国内外から批判が高まる中、イタリアのサルビーニ内相は、国内の教会やアルバニアなどが受け入れを表明したとして、25日に上陸を許可する方針を明らかにしました。


救助された人たちは25日から26日にかけて船から下りて検診などを受け、施設に一時的に収容されたということです。


この問題をめぐって、イタリアの新政権は、ディマイオ副首相が「EUは再びイタリアに背を向けた」と述べるなど、EUが十分な協力をしなかったとして強い不満を示していて、難民問題をめぐりEU内で再び対立が激しくなることも予想されます。