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ロシアのメドベージェフ首相はことし6月、財政状況を健全化させるため、年金支給の開始年齢を、男性は60歳から65歳に、女性は55歳から63歳に引き上げる案を示しました。


これに対して野党勢力は、来月、ロシア全土で抗議デモを行うよう呼びかけているほか、政府案が示された直後の世論調査では、プーチン大統領の支持率が63%と、5月に通算4期目の任期をスタートさせた時より16ポイントも落ち込んでいます。


こうした中、プーチン大統領は29日、国民向けのテレビ演説を行い、「この案は正しくない。私たちの国では女性に対して思いやりのある態度で接してきている」と述べ、女性の年金支給の開始年齢を60歳に修正するなど、一部見直す考えを明らかにしました。


プーチン大統領としては、国民の批判が集中している年金政策について、みずから修正したと強調することで、支持率の回復を狙ったものと見られます。