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アルゼンチンはことし6月、IMFとの間で、総額500億ドル(およそ5兆6000億円)の金融支援を受けることで合意し、一部は実行されています。


しかし、アルゼンチンの通貨・ペソはドルに対して下落を続け連日、最安値を更新するなど、ことしの初めから40%以上下落し、物価の高騰など市民の生活にも影響を及ぼしています。


こうした状況を受けて、アルゼンチンのマクリ大統領は29日、ペソ安を食い止めるために、IMFに金融支援の前倒しを要請すると発表しました。


具体的には、IMFとの間で合意している500億ドルの融資枠の中で、追加の支援を前倒しで実施してもらうとしています。


これについて、IMFのラガルド専務理事は「金融支援の時期を再検討する」とのコメントを発表し、協力する考えを示しています。


アルゼンチンの中央銀行はペソの下落を防ぐために、今月、主要な政策金利を45%に引き上げたばかりですが、通貨安に歯止めがかからない状況が続き、世界経済への影響が懸念されています。