タリバン 強硬派グループの創設者死亡と発表 #nhk_news https://t.co/utoWz8xn8t
— NHKニュース (@nhk_news) September 4, 2018
アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンは4日に声明を出し、タリバン内で強硬派とされるハッカーニ・グループの創設者、ジャラルディン・ハッカーニ幹部が死亡したと発表しました。
ハッカーニ・グループは、隣国パキスタンを拠点としながらアフガニスタン国内で外国の施設を狙ったテロを繰り返しているとして、アメリカ政府は2012年にテロ組織に指定しています。
声明では、ハッカーニ幹部が死亡した日時や場所などは明らかにしていませんが、「長い闘病生活を送っていた」としています。
ハッカーニ幹部をめぐっては、「すでに死亡している」という情報が3年前に伝えられており、今回の発表はタリバン側が事実上、これを追認した形です。
タリバン内では、息子のシラジュディン・ハッカーニ幹部がグループを引き継ぎ、ナンバー2の地位にあることから、このタイミングでの発表となった背景には、息子のタリバン内での権力基盤が確立したことがあるとみられます。
ハッカーニ・グループは、アフガニスタン政府との和平に強硬に反対していることから、今後の交渉に影響を与える可能性もあります。