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アメリカのハガティ駐日大使は着任して1年となるのに合わせ、4日、都内の大使公邸でNHKとのインタビューに応じました。


この中でハガティ大使は、日米間の通商問題について、「トランプ大統領は、日本との貿易赤字にいらだっているし、合意がもたらされないことにもいらだっている」と明らかにしました。


一方で、「トランプ大統領は、安倍総理大臣のことを心から尊敬し、2人は友情で結ばれており、私は進展があると確信している」とも述べました。そのうえで、今月、予定されているライトハイザー通商代表と茂木経済再生担当大臣による2度目の通商協議についてハガティ大使は、「日米間には共通点も多い。より具体的な内容を協議することになるだろう」と述べて、より踏み込んだ議論が行われることに期待を示しました。


一方、先週予定されていたポンペイ国務長官北朝鮮への訪問をトランプ大統領が急きょ、取りやめるよう指示したことについてハガティ大使は、「北朝鮮側は、トランプ大統領が期待していたようなことを提示してこなかった。われわれは会談のための会談をするつもりはない」と述べて、非核化に向けて具体的な行動を起こす姿勢がないと判断したためだと説明しました。そして、引き続き北朝鮮に圧力をかけていくことの必要性を改めて強調しました。