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今回は宇和島城から現存十二天守をめぐることにしたので、琵琶湖を渡ったあと御在所岳へ向かう予定を変更して、彦根城経由で伊吹山に登ることにした。

通し柱の無い彦根城は、上に積み重ねるように建つために、外側の壁を釣り鐘堂のように傾けているという。

彦根市内から伊吹山へと歩いていると、目の前の高架線路を猛スピードで新幹線が通りすぎていく。その下をローカル線の近江鉄道がどっこいどっこい走っていく。見ていて心地がいいのは、どこの町でもローカル線。

その後、中山道をたどりながら、水が豊かな醒ヶ井(さめがい)の宿場町を抜けて、伊吹山の麓まで進んだ。

天狗岩で霧が晴れるのを待ち、晴れた先に藤原岳を望むことができ、そこから藤原岳までは、草木の深い緑と点在する白い石灰岩コントラストに感動した。そして、石灰岩の庭のような山頂台地も見事だ。
山脈からは、小さく見える御在所岳へと延びる鈴鹿山脈の大きさに見とれた。

下山後に麓より、藤原岳を見上げると、石灰岩の大規模な採石場が目に飛び込んだ。
ここもまた、削られていく運命の山なのだろうか。

藤原岳 - Wikipedia

三重県側は太平洋セメント藤原鉱山となっており、石灰石が山容が変わるほど採掘されている。