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北朝鮮の国営テレビは、1日午前9時からことしの国政運営の方針を示すキム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長の演説を放送し、この中で、キム委員長は、「私は今後、いつでも再びアメリカの大統領と向き合う準備ができている」と述べ、トランプ大統領との2回目の首脳会談に意欲を示しました。

一方で、アメリカが制裁と圧力を続けるのであれば、「われわれとしてもやむをえず、新しい道を模索せざるをえなくなる」とも述べ、アメリカをけん制しました。

またアメリカとの共同声明で明らかにしたように、朝鮮半島に恒久的な平和体制を構築し、完全な非核化へと進むことはわが党と政府の変わらない立場であり、私の確固たる意志だ」と述べ、朝鮮半島の非核化を実現すると強調しました。

さらに「われわれはこれ以上、核兵器をつくらず、実験も使用も、拡散することもしないと内外に明らかにし、実際に、さまざまな措置もとった」として、非核化に向けて努力しているとアピールしました。

北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは1日午前、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長がことしの国政運営の方針を示す新年の演説をおよそ30分にわたって放送しました。

この中でキム委員長は、「いつでも再びアメリカの大統領と向き合う準備ができている」と述べ、トランプ大統領との2回目の首脳会談に意欲を示しました。

一方、アメリカが制裁を続けていることに対しては、「わが人民の忍耐を誤って判断し、制裁と圧迫を行うなら、やむをえず新しい道を模索せざるをえなくなる」とけん制しました。

またキム委員長は「これ以上、核兵器をつくらず、実験も使用も、拡散することもしない」と述べ、非核化に向けて努力していると強調しました。

そして「朝鮮戦争の休戦協定を結んだ関係国と緊密な連携を図り、休戦協定を平和体制へと転換させるための多国間協議を積極的に推進する」として、みずからの体制保証の前提となる朝鮮戦争の平和協定締結に向けた協議を求めました。

さらにアメリカと韓国による合同軍事演習について「朝鮮半島の緊張の根源になっており、これ以上、許してはならない。外部勢力が戦争のための装備を持ち込むことも完全に中止すべきだ」と述べました。

アメリカ政府はことし春に規模を縮小して米韓両軍による合同軍事演習を実施する考えを明らかにしていますが、北朝鮮が反発する可能性もあります。

北朝鮮キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長は、新年の演説の中で、去年3回の首脳会談を行った韓国との関係について「完全に新たな段階に入ったことをはっきりと見せた」と述べ、南北の融和が大きく進んだと評価しました。

そのうえで、首脳会談での共同宣言などは「同じ民族どうしによる争いを終わらせたという事実上の不可侵宣言で、非常に重大な意義がある」と強調しました。また、南北が共同で運営していたケソン(開城)工業団地の操業と北朝鮮景勝地、クムガン(金剛)山の観光事業が中断していることについて、「南の企業家たちの困難な事情や、民族の名山を訪れたいという南の同胞の願いを踏まえ、何の前提条件や対価もなく再開する用意がある」と述べました。

ただ国連安全保障理事会などの制裁が解除されず、南北の経済協力が進んでいないことから、いずれも再開のめどがたたない状況が続いています。

北朝鮮の首都ピョンヤンでは年越しのコンサートや花火によるカウントダウンなどのイベントが開かれ、大勢の人たちが新年を盛大に祝いました。

「2019年迎春祝賀舞台」と名付けられたコンサートは31日の午後11時半から、ピョンヤン中心部のキム・イルソン(金日成)広場で開かれ、そのもようは国営テレビで中継されました。

特設のステージには「2018」、「2019」という電飾が設置され、国内の人気歌手や楽団が歌謡曲を披露すると、会場を埋め尽くした大勢の人たちは歓声をあげ、中にはスマートフォンで撮影する人もいました。

そして「10」から「0」までの数字を表した花火が順に打ち上げられると、集まった人たちが一斉にカウントダウンの掛け声をあげ、新しい年の幕開けを祝っていました。

北朝鮮の国営メディアを分析しているラヂオプレスによりますと、ピョンヤンで年越しのコンサートが中継されるのは今回が初めてとみられるということです。

キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長は、元日の演説でも国の経済発展を進めていく姿勢を強調していて、新年のイベントを中継することで、市民生活の向上を印象づけるねらいもありそうです。

北朝鮮キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長は、1日放送されたことしの国政運営の方針を示す演説の中で、「これ以上、核兵器をつくらず、実験も使用も、拡散することもしない。完全な非核化へと進むことはわが党と政府の変わらない立場であり、私の確固たる意志だ」と強調しました。

そのうえで「いつでも再びアメリカの大統領と向き合う準備ができている」として、トランプ大統領との2回目の首脳会談に意欲を示しました。

一方「制裁と圧迫を行うなら、やむをえず、新しい道を模索せざるをえなくなる」とも述べ、アメリカをけん制しました。北朝鮮は、これまで核実験場を閉鎖し、ICBM大陸間弾道ミサイルの発射実験を中止したほか、アメリカが相応の措置を取れば、ニョンビョン(寧辺)にある核施設を閉鎖する用意があるとするなど、非核化に向けた姿勢をアピールしてきました。

しかし、アメリカや国際社会による制裁は解除されず、こう着状態が続く場合には、非核化が進まない責任をアメリカに押しつけたうえで一層反発を強めることも予想されます。

北朝鮮としては、非核化への取り組みや対話に応じる姿勢を強調するとともに、路線変更の可能性もちらつかせることで、制裁解除など、アメリカからの譲歩を引き出したい思惑もうかがえます。

北朝鮮キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の演説について、韓国大統領府の報道官は、「南北関係と米朝関係の進展を望む気持ちが込められている」と評価するコメントを出しました。

そのうえで「キム委員長の確固たる意志が、朝鮮半島問題が順調に解決するために、肯定的に作用すると期待する」としています。また、韓国統一省の報道官も論評を発表し、「朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和の定着、南北関係の発展のために、努力していくという立場を明らかにしたことを歓迎する」としています。

そして「今後も韓国政府は、国民と共に南北間の和解と協力を進め、南北関係を不可逆的な段階に発展させる」と強調し、引き続き南北の融和に向けて取り組むことに強い意欲を示しました。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/12/31/200220(米・有力紙などにサイバー攻撃 北朝鮮が関与か)

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