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アフリカ中部のコンゴ民主共和国では大統領選挙の結果を受けて、長年、強権的な政治を続けてきたカビラ大統領に替わって、野党の党首が新しい大統領に就任しました。しかし、カビラ氏が影響力を維持するために選挙の集計で不正な操作をした可能性が浮上し、落選した候補者の支持者が反発を強めています。

コンゴ民主共和国では去年12月、大統領選挙が行われ、選挙管理委員会は今月10日、野党党首のチセケディ氏の当選を発表しました。

これを受けて24日、首都キンシャサで就任式が行われ、チセケディ新大統領は「平和と経済発展を目指す」と演説しました。

1960年の独立以来、コンゴで指導者がクーデターや暗殺ではなく、選挙を経て交代するのは初めてのことです。

しかし、開票結果をめぐっては、コンゴ政府が国際的な監視団の受け入れを拒否するなか、国民の間で影響力が強いカトリック教会が、関係者を大規模に動員して独自に集計したところ、別の野党候補のファユル氏が優勢だったという結果が出ました。

このため、カビラ氏が影響力を維持するために、チセケディ氏との間で取り引きし、集計で不正な操作をした可能性が浮上し、国内外から批判が出ています。

現地では開票結果に抗議するファユル氏の支持者と治安部隊の衝突も起きていて、新たな混乱の広がりも懸念されています。

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