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東芝は、13日、去年4月から12月までの決算を発表し、売り上げは前の年の同じ時期より5.5%少ない2兆6471億円、営業利益は85.2%と大幅に減少して82億円でした。

これは、中国経済の減速の影響で半導体事業が減益になったことや、電力の送配電事業で追加の費用がかかったことなどが主な理由です。

最終的な利益は、フラッシュメモリー事業の売却による利益で大幅な増益でした。

一方、今年度1年間の業績見通しについては、営業利益を従来の予想より400億円少ない200億円に、最終的な利益を500億円少ない8700億円に、それぞれ下方修正しました。

東芝は、去年、経営の立て直しに向けて、2023年度に4兆円以上の売り上げを目指すことなどを盛り込んだ中期経営計画を発表しました。

今回、計画の数値に変更はないとしていますが、世界経済に不確実さが高まる中で、収益を支える事業の育成が課題になっています。

今年度の業績の見通しを下方修正したことについて、東芝の平田政善CFO=最高財務責任者は記者会見で、「半導体関連で中国の市場が軟化している。楽観せず、この状況が来年度以降も続くという前提で、もう一回、事業の中身を徹底的に見直してくれと事業部に指示した」と述べました。