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ILOが13日に発表した世界の雇用情勢に関する報告書によりますと、去年の世界の失業者の数は1億7250万人と、前の年に比べて160万人減りました。

失業率は前の年と比べて0.1ポイント低い5.0%まで下がり、リーマンショックによる景気後退が起きる前の水準にまで回復したとしています。

そのうえで、世界経済の安定した成長が続けば今後も多くの国で失業率は下がるとして、ことしの世界の失業率はさらに0.1ポイント改善して4.9%になると予測しています。

一方ILOは、多くの国で男性よりも女性のほうが失業率が高い傾向があるとして、各国に対しこうした格差の是正に取り組むよう求めています。