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韓国のムン・ヒサン(文喜相)国会議長が「慰安婦問題は、天皇陛下が謝罪すれば解決する」などと述べたことをめぐり、韓国外務省は、ドイツのミュンヘンで行われた河野外務大臣と韓国のカン・ギョンファ(康京和)外相との会談で言及はなかったと発表し、日本側の説明と食い違っています。

これについて河野外務大臣は17日未明、ミュンヘンで記者団に対し「外相会談で韓国側には『発言には大変驚くとともに残念に思う。しっかりと対応してください』と伝えた」と述べ、反論しました。

そのうえで河野大臣は「謝罪と撤回を求めるということは再三再四申し上げており、韓国側もよく理解をしているはずだ。『知らない』ということにはならない」と述べ、韓国側の対応を批判しました。

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北朝鮮に拉致された被害者の家族らが、活動方針を話し合う会議を開き、全員の早期帰国が実現するなら、被害者から秘密を聞き出し日朝国交正常化の妨げになるような活動はしないとした、キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長へのメッセージを初めてまとめました。これまでにない踏み込んだメッセージを発信することで、北朝鮮側の懸念を取り除き、キム委員長の決断を促すねらいがあります。

会議には、拉致被害者の家族や支援組織のメンバーが出席し、家族会代表で田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さん(80)が「キム・ジョンウン氏が日本人を帰すという決断を下す状態をどうやって作っていくのかを含めて、解決に向かって一歩一歩、順調に的確に進んでいく形を確認したい」と話しました。

会議では、拉致から40年以上が経過し、家族の高齢化が進む中、北朝鮮が対話に乗り出している今が、解決に向けた最大の山場だという認識で一致しました。

そのうえで、被害者全員の早期帰国が実現するなら、帰国した被害者から秘密を聞き出し日朝国交正常化の妨げになるような活動はしないとした、キム・ジョンウン委員長へのメッセージをまとめました。

北朝鮮側の懸念を取り除く踏み込んだメッセージを発信し、キム委員長の決断を促したい考えで、平成9年に家族会が結成されて以降、北朝鮮の最高指導者にこうした呼びかけを行うのは今回が初めてです。

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一番有効なのは、文政権の北朝鮮への融和策が国連制裁破りと結びついていると国際社会に訴えることかもしれない。