印パ カシミールで砲撃再開 核保有両国の緊張 予断許さず #nhk_news https://t.co/yuySTB1aSp
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年3月2日
カシミール地方では先月、パキスタンのイスラム過激派組織の自爆攻撃でインドの治安部隊40人が死亡したのをきっかけに、両国の軍事行動がエスカレートし、パキスタン軍がインド軍の戦闘機を撃墜してパイロットを拘束するなど緊張が続いています。
パキスタン側は先月28日、緊張の緩和に向けて拘束したパイロットを解放し、インド側に引き渡しましたが、その前後からカシミール地方で両軍が砲撃を再開して交戦が激しさを増しています。
両政府によりますと、3月1日までにパキスタン側で5人が死亡し、インド側でも3人が死亡したということです。
さらに、臨戦態勢に入ったインド軍はカシミール地方を中心に部隊を増強し、パキスタン軍も国境近くのシアルコート周辺で部隊を増派するなど、両軍の動きが一段と活発になっています。
核兵器を保有する両国の軍事的緊張を受け、アメリカなどは双方に自制を求めていますが、インドはパキスタンが求めている対話を拒否し、イスラム過激派の拠点を再び攻撃する構えを強め、依然、予断を許さない状況です。
こうした事態を受けて、インドにある日本大使館は在留邦人に警戒を呼びかけています。