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流氷が広がる北海道羅臼町の海で、海上保安庁が全国で2隻しか持っていない、氷を砕きながら進むことができる巡視船の体験航海が行われました。

体験航海には、招待された根室や釧路地方の住民など70人余りが参加しました。

羅臼海上保安署の巡視船、「てしお」は船の重さを生かして氷を砕きながら進むことができる船で、海上保安庁には全国で2隻しかありません。

3日は羅臼港を出て9キロほど沖に向かって進むと、一面に流氷が広がる景色が広がりました。

参加した人たちは船が氷を砕く「ガリガリ」という大きな音や船底から伝わる振動に歓声を上げたり、氷の上で羽を休めるオオワシを写真に収めたりしていました。