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導入されるエアバスA380型機は、全長72メートル余り、総2階建ての世界最大級の旅客機で、520の座席があります。

全日空は、日本の航空会社で初めてこの機種を3機購入して、ことし5月から順次、成田とハワイを結ぶ路線に導入する計画で、21日、最初の機体が、エアバスの本社工場があるフランス トゥールーズから成田空港に到着しました。

機体は、水色を基調として、ハワイで親しまれているウミガメのデザインが施されていて、駐機場に向かう際には放水車が水のアーチを作って到着を歓迎しました。

駐機場では到着を記念する催しが開かれ、全日空を傘下に持つ「ANAホールディングス」の片野坂真哉社長が「A380型機の性能を引き出した安全で快適なハワイ便の運航に向けて総力を挙げて準備に取り組んでいきたい」とあいさつしました。

エアバスA380型機をめぐっては、燃費性能のよい小型旅客機が世界の航空路線の主流となっていくなかで受注が低迷しているとして、先月、生産の終了が発表されていますが、日本人観光客に根強い人気があるハワイ便への導入が路線の強化につながるか注目されます。