タイ タクシン元首相派の党 連立で下院過半数獲得を発表 #nhk_news https://t.co/DbEHbfrXoF
— NHKニュース (@nhk_news) March 27, 2019
5年前のクーデター以降軍主導の暫定政権が続くタイでは今月24日に民政復帰に向けた議会下院の選挙が行われました。
選挙管理委員会は開票率95%段階での仮集計の結果を発表しましたが、正式な発表は5月9日までに行うとしています。
政権奪還を目指しすでに他党との連立交渉に入っているタクシン元首相派の党は27日、若者の支持を集めて躍進した新党などと共同で記者会見を開きました。
そして、連立に合意した7党の議席数の合計について、予測に基づく数字だとしつつも下院の半数を5議席上回る見通しになったと発表しました。
タイでは首相を決める選挙は議会の上下両院で投票が行われ、このうち上院は事実上軍が指名するため軍主導の政治体制の継続を目指す党が圧倒的に有利な制度となっています。
タクシン元首相派の党は、ほかの党と連立することで、首相の不信任案も可決できる下院の過半数を獲得できるとの見通しを強調することによって、軍の影響力維持を目指す政権づくりをけん制するねらいがあるとみられます。