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栃木県日光市輪王寺で、山伏が山盛りのごはんを残さず食べるよう責めたてる伝統行事「強飯式」が行われました。

輪王寺に古くから伝わる強飯式は、山で修行した山伏がお供え物を持ち帰って人々に分け与えたのが始まりとされ、毎年4月2日に行われます。
輪王寺の三仏堂では、ホラ貝の音が響くなか、山伏がごはんを山のように盛りつけたおわんを持って現れ、頂戴人と呼ばれるかみしも姿の人たちの前に手荒く差し出しました。
そして、「75杯残さず頂戴しろ」と大きな声で責めたてると、頂戴人たちはおわんを掲げて頭を下げ、許しを求めていました。
強飯式は、参列するだけでも多くの運が授かるといわれ、訪れた観光客は、厳かな中にも滑稽さが感じられるやりとりを楽しんでいました。
訪れた女性は「はじめて参列しましたが、お堂の中に山伏の声が響いて迫力がありました」と話していました。