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アメリカ海軍は24日、声明を発表し、軍用機のパイロットらがUFOを目撃した際の報告の手順などを定めたガイドラインの作成を進めていることを明らかにしました。

軍が管轄する空域では近年、正体が分からない飛行物体を目撃したという報告が相次いでいるということで、海軍は「安全上の懸念から、こうした報告を深刻に捉え、調査することにした」としています。

アメリカメディアによりますと、これまではこうした情報は「不可解な現象」として記録に残されてきませんでしたが、経験があって信頼できる多くのパイロットから目撃情報が寄せられていることから、正式な記録として蓄積していくことを決めたということです。

アメリカではこれまでも、国防総省で2007年から12年にかけてUFOの目撃情報についての調査が秘密裏に行われていたと伝えられています。

FBI連邦捜査局も過去に目撃情報などを調べていたことが明らかになっていますが、地球外の物体が特定されたケースは確認されていません。

民主党ジョー・バイデン前副大統領は25日朝(日本時間の25日夜)、ビデオ声明を発表しました。

この中でバイデン氏はトランプ大統領の政治姿勢を批判したうえで「もしドナルド・トランプが再選されれば、この国を永遠に根本から変えてしまうだろう。それを見過ごすことはできない」と述べました。
そのうえで「この国の中核的な価値、世界における地位や民主主義といったアメリカをアメリカたらしめているものが危機にひんしている」と述べ、来年の大統領選挙に向けて立候補を表明しました。

バイデン氏は1942年11月生まれの76歳。
東部デラウェア州選出の上院議員を36年に渡り務めたあと、オバマ政権で副大統領を務めた民主党の重鎮です。
議会上院の外交委員会に長く所属し、委員長も務めた外交・安全保障のエキスパートとしても知られています。

民主党内で左派が勢いを増すなか、バイデン氏は党内穏健派の代表格で、無党派層の支持も期待できることから、保守派を支持基盤とし、再選を目指す共和党トランプ大統領に対抗できる候補としてその動向が注目されていました。

バイデン氏は副大統領経験者として知名度が高く、民主党の候補者指名争いに名乗りを上げた20人の中で、各種の世論調査でトップの支持を集めてきました。

一方で、76歳という高齢を不安視する声があるほか、複数の女性が過去に体を触られ不快な思いをしたなどと今月、セクハラ被害を相次いで訴え、釈明に追い込まれていました。

バイデン氏の立候補表明で、民主党で予想されていた候補者はほぼ出そろったことになり、早くも来年の大統領選挙に向けた論戦が過熱しています。

民主党では、大統領選挙に向けてバイデン氏を含めてこれまでに20人が指名争いに名乗りを上げています。

このうちバイデン氏は、上院議員を36年間務めたあと、オバマ政権で副大統領に就任した民主党の重鎮で、抜群の知名度を背景に各種の世論調査でこれまでのところトップの支持を集めてきました。

サンダース氏は前回、2016年の大統領選挙では格差の拡大に不満を持つ若者たちから熱狂的な支持を得て、クリントン氏と最後まで民主党の候補者指名を争いました。
「民主社会主義者」を自称し、民主党会派で最もリベラルな議員の1人です。

ブティジェッジ氏は37歳と、20人の候補者の中で最年少です。
同性愛を公言していて、リベラルな民主党の中でも異色の候補です。
人口10万人程度のインディアナ州のサウスベンド市の市長で、全国的には無名の状態でしたが、今月行った立候補の正式表明の前後から急速に支持を集め、台風の目になる可能性もあるとみられています。

ハリス氏はジャマイカとインドからの移民の子としてアメリカで生まれた移民2世です。
カリフォルニア州の司法長官などを経て、2016年から上院議員を務めていて、トランプ大統領の移民政策への厳しい批判や、いわゆるロシア疑惑をめぐる議会での鋭い追及で注目を集めました。

ウォーレン氏は、富裕層への増税を掲げるなど「反ウォール街」の姿勢を貫く民主党の左派を代表する議員の1人です。
ハーバード大学で教べんをとったこともある法学者で、名門ケネディ家の一族、ジョセフ・ケネディ3世下院議員も教え子の1人としてウォーレン氏を支持しています。

オルーク氏は、去年の中間選挙で現職の上院議員と接戦を繰り広げ注目を集めました。
巧みな演説で融和を訴える姿などから「オバマ前大統領の再来」とも言われています。
大企業などに頼らない草の根の選挙運動を展開し、若者たちを中心に支持を集めています。

ブッカー氏はアフリカ系アメリカ人で、少数派の意見を代弁する政治家として頭角を現しました。
ニュージャージー州ニューアーク市の市長時代、近所の住宅が火事になった際、燃え盛る火の中に飛び込んで人命救助を行った勇敢な行動でも知られています。

このほか、いずれも女性のミネソタ州選出のクロブシャー上院議員ニューヨーク州選出のジルブランド上院議員ハワイ州ギャバード下院議員、作家のウィリアムソン氏らも立候補を表明していて、民主党の候補者指名争いは男性14人、女性6人の合わせて20人による、史上まれな混戦もようとなっています。

ロイター通信などは今月17日から23日にかけて有権者4000人余りを対象に調査を行い、民主党の候補者の指名争いで誰に投票するかを尋ねました。

それによりますと、▽オバマ政権で副大統領を務めたバイデン氏が24%と最も高く、▽次いで前回の大統領選挙でクリントン氏と最後まで争ったサンダース氏が15%、▽インディアナ州サウスベンド市長を務める最年少37歳のブティジェッジ氏が7%、▽カリフォルニア州選出の上院議員を務めるハリス氏と▽去年の中間選挙上院議員選挙で落選したものの「オバマ前大統領の再来」として一躍脚光を浴びた南部テキサス州のオルーク氏がいずれも6%、▽マサチューセッツ州選出の上院議員を務めるウォーレン氏が5%などとなっています。

これまで行われた世論調査では、いずれもバイデン氏がトップに立っていましたが、アメリカのエマーソン大学が今月11日から14日にかけて有権者およそ350人を対象に行った調査では、支持する候補としてサンダース氏の名前をあげた人が29%と、バイデン氏の24%を上回る結果も出ています。

また、最年少のブティジェッジ氏は先月上旬に各社が行った世論調査では支持率は1%ほどしかなく、全米での知名度もありませんでしたが、有権者との対話集会での切れ味鋭い発言が放送されると注目度が急速に高まり、いずれの世論調査でも支持率が上昇する傾向が見られます。