スペイン議会選挙 躍進の極右政党 EUに懐疑的 「主権守る」 #nhk_news https://t.co/eTNLHFZA0K
— NHKニュース (@nhk_news) April 29, 2019
スペインでは28日、議会選挙が行われ、中道左派の与党、社会労働党が下院の350議席のうち120余りの議席を獲得し、第1党となりました。
また、これまで下院では議席がなかった新興の極右政党「ボックス」は、EUに懐疑的な立場や、不法移民の即時追放を掲げて支持を広げ、20余りの議席を獲得し、躍進しました。
ボックスのアバスカル党首は、「スペイン人としての誇りとスペインの主権を守ることを約束する」と述べ、自国第1主義を推し進める姿勢を強調しました。
これに対し社会労働党を率いるサンチェス首相は演説で「われわれはEUを強くするために、親EUの政権を作る」と述べて極右政党との立場の違いを強調しました。
社会労働党は単独で過半数に届かないため、今後、ほかの政党の協力を求め政権発足を目指すことになります。
ヨーロッパでは、来月下旬にEUの議会、ヨーロッパ議会の選挙が予定されていて、今後、サンチェス首相やフランスのマクロン大統領などEUの統合を推進する勢力と、これに批判的な極右勢力などとの対立がより深まっていくとみられます。