「ライフスタイルも大きく変化しそうだ。中央大学の山田昌弘教授 (家族社会学)は、「令和は、インターネットやゲームなどの仮想世界で希望を感じたり、楽しんだりする人が増える『バーチャル化』の時代になるだろう」と推測する。/昭和が総中流社会だったのに対し、平成は非正規雇用社員や結婚できない人が増え、格差社会になった。令和になると、格差は固定化し、現実で縮小していくのは難しくなる。趣味や仮想空間での疑似恋愛で、幸せや希望を見いだしていく傾向が平成末期に表れ始めた。山田教授は、「バーチャル文化は、令和の時代により成熟していく」と予想。階層が固定化され、平和で平凡な日常生活の中で歌舞伎や浮世絵、旅行など趣味の世界で遊ぶことに幸せを見いだした江戸時代との共通点を指摘する」(読売新聞2019年5月1日14版31頁)。
現実というものがいわゆる「現実」だけでなく、ネット空間や作品空間や空想空間など「現実離れ」をしたものに多層化していくのは確かだろう。同時に、反作用として、それをいわゆる「現実」に強制的に引き戻そうとする力も働くだろうから、一種の対抗文化的状況を呈するようになるだろう。1960年代後半から1970年代前半に出現したの対抗文化的状況は「大人対若者」というシンプルな構図だったが、令和の時代の対抗文化的状況はそうシンプルではないだろう。なぜなら「大人」も「若者」もそれぞれに多様化(格差は多様化の一形態である)しているからだ。
昼食は娘と息子を連れて「HITONAMI」に食べに行く。
デザートは「池田屋」で葛餅。
夕食は餃子。