昼食は素麺。
注文していたアウグスト・モンテロッソのもう1冊の本が届いた。『全集 その他のそ物語』(書肆山田)。変ったタイトルだが、「全集」というは収められている短篇の中の1つのタイトルなのだ。「その他の物語」の中にはあの「恐竜」や「日蝕」も入っている。
で、本のタイトルにもなっている「全集」だが、実に味わい深い作品である。人文系の大学教員や大学院生でこれを読んで何も思うところののない人間はいないであろう。どんな話かって? 14頁の彼にしては比較的長めの作品なので、全文を引用するのは無理で、しかしあらすじを紹介しても味わいが消えてしまうので、どうぞ自分で現物に触れて下さい。(たぶん私は本書の売り上げに貢献するだろう)
夕食は妻と「マーボ屋」に食べに行く。
私はアップルタイザーを注文。
妻はアルコール飲料を注文。
妻が駅ビルの本屋に行きたいというので、「マーボ屋」を出てそのまま腹ごなしの散歩がてら駅の方へ。
将棋の本のコーナーで以下の3冊を購入。
将棋は私の趣味の1つで、将棋連盟から三段の免状をいただいている。 最近は人間相手に指していないが、コンピューターを相手によく差している。将棋の戦法には大きく分けて、居飛車と振り飛車があり、相手の戦法との組み合わせて、相居飛車、対振り飛車(居飛車)、振り飛車(対居飛車)、相振り飛車の4つの戦型に分かれる。「早繰り銀」は相居飛車の戦型、「エルモ囲い急戦」は対振り飛車の戦型、そして「初手7八飛車戦法」は振り飛車(対居飛車)および相振り飛車の戦型である。新しい戦法の開発はそれ自体がロマンがある。たとえ自分がそれを用いるつもりがなくても、戦法書を読むことは面白い。特許の出願書類を読むような味わいがある。若い頃は、常に新戦法の登場のニュースにアンテナを張っていて、不断に情報を収集していたものだが、街の将棋道場で人間と指すというのをしなくなってからは、新戦法の勉強はしなくなった。
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— ほねつきかるべ (@honetsukikaru) 2019年5月5日