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九州新幹線・長崎ルートの佐賀県新鳥栖と武雄温泉の区間の整備方針について、与党の検討委員会は、来月をめどに一定の方向性を決めたいとしていますが、佐賀県の山口知事は、「新幹線の整備を求めていない」として、短期間で決めることは受け入れがたいという考えを示しています。

これをめぐり、衆議院長崎3区選出の自民党谷川弥一衆議院議員は、長崎県内にある新幹線の建設現場で関係者を前に「佐賀の人たちが、福岡までしか考えてくれない。その先に大阪があって、リニアや東京があるということを分かってくれない」と述べました。

そのうえで「佐賀の知事さんには、台湾のようなつきあいをしてほしい。韓国か北朝鮮を相手にしているような気分だ」と述べました。

谷川氏は、その後、NHKの取材に対し、「よけいなことを言ってしまった。韓国や北朝鮮をやゆするつもりはなく、長崎県佐賀県が日頃から交流するような関係になってほしいということを言いたかった」と釈明しました。