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現地メディアは26日、ルノーがFCA=フィアットクライスラーとの間で提携交渉を進めていると一斉に報じました。

販売力を高めることや電気自動車や自動運転の技術を強化することがねらいで、そのために部品の共通化や生産での協力などが検討され、経営統合も視野に入れているということです。

ルノーは、スナール会長がこの計画を筆頭株主のフランス政府に説明し、27日に取締役会を開いて提携交渉入りを発表する見通しだということです。

NHKの取材に対しルノーは「一切コメントしない」としています。

ルノーは、すでに提携関係にある日産に経営統合を求めています。

日産側は経営の自主性が失われると反発する意見が出ていて提案の受け入れを拒否していますが、FCAとの提携を実現させればルノーの発言力が高まって、日産との今後の協議に影響を与える可能性があるという見方も現地のメディアは伝えています。

フィアット・クライスラーは27日、ルノーに対して対等合併による経営統合を提案したと発表しました。

フィアット・クライスラーは統合によってルノーと合わせておよそ870万台の自動車を販売する世界3位の規模を目指し、電気自動車や自動運転の開発で優位に立つことも目指したいとしています。

提案を受けてルノーは27日に取締役会を開いて議論するというコメントを発表しました。

一方フィアット・クライスラーは提案の中でルノーと統合する場合には、会社の取締役の1人を日産自動車から選びたいとしたうえで、日産や三菱自動車工業とも協力を進めたいという考えを表明しました。

そして日産や三菱が加わると販売台数が1500万台以上の世界最大の自動車メーカー連合が生まれ、日産、三菱に、日本円で年間1200億円余りのプラスの効果を生み出すとしています。

ルノーは日産に経営統合を求めていますが日産側は経営の自主性が失われると協議を拒否しています。

こうした中で、フィアット・クライスラーの提案が今後、どのような影響を及ぼすか注目されます。

FCA=フィアット・クライスラーは、2014年にイタリアのフィアットアメリカのクライスラーを完全子会社化して誕生した自動車メーカーで、SUV=多目的スポーツ車の「ジープ」のほか、「マセラティ」や「アルファロメオ」といった高級車ブランドも抱えています。

去年の世界での販売台数はおよそ484万台です。

販売の半分以上は北米市場であげているため、ヨーロッパや南米、アジアでどう販売を伸ばすかが課題になっています。

また、自動車メーカー各社の間で競争が激しくなっている電気自動車や自動運転の技術開発を急ぐことも迫られています。

こうした背景から、フィアット・クライスラーは規模の拡大や投資の効率化につながる自動車業界の再編にかねてから積極的で、ことしに入ってからもフランスのプジョーシトロエンとの統合を模索していたと伝えられていました。

ルノーとFCA=フィアット・クライスラー経営統合が実現した場合、世界の自動車メーカーの販売台数別の順位が変わります。

去年の各社別の世界販売は、FCAが484万、ルノーが388万台となっています。両社の経営統合が実現すると、2社の合計で872万台となり、4位のGM=ゼネラルモーターズの838万台を上回って世界第3位に浮上し、この2社だけでトヨタ自動車を追う位置につくことになります。

さらに、仮にこの統合案に日産と三菱自動車が加わった場合、1559万台となり、首位のフォルクスワーゲンの1083万台を大きく上回ってダントツで世界トップのグループが誕生することになります。

世界の自動車メーカーの間では、これまで経営統合などを通じたグループの拡大戦略が相次ぎました。その背景には、販売台数を増やすことでコストを抑え生産を効率化できることや、それぞれが得意とする販売地域や車種を補完しあうことでムダを省くことができることがあります。

また、車の電動化や自動運転など最先端技術の研究開発に必要な巨額投資を効率的に行えるメリットもあります。

ルノーとFCAの経営統合が実現した場合、両社にとってはお互いを補完し合うメリットがある一方、日産自動車にとっては事業戦略の見直しを迫られる可能性もあります。

ルノーは世界販売の台数のおよそ半数をヨーロッパ市場が占めます。最大の市場はフランスです。一方、FCAは、クライスラーを中心に北米市場が世界販売のおよそ半数を占めています。
このため両社はヨーロッパ市場と北米市場で補完関係にあります。

またルノーは、傘下にロシア最大手の自動車メーカー「アフトワズ」を持ち、ロシアがルノーにとって2番目に大きな市場となっており、FCAは進出の足がかりが得られます。

さらにFCAは「マセラティ」や「アルファロメオ」などを持ち、こうした高級車ブランドを持たないルノーにとっては提携のメリットがあります。

一方、この企業連合に日産自動車が加わった場合、日産にとっては主力の北米市場でFCAと競合することになります。日産は、北米市場を中心に業績の低迷が続き、立て直しが差し迫った課題になっており、北米に強いクライスラーの車種と競合することになれば事業戦略の見直しを迫られる可能性もあります。

さらにルノーとFCAの経営統合協議は日産自動車ルノーの関係にも影響を及ぼしそうです。日産とルノールノー側が日産との経営統合を求める一方、日産社内では経営の自主性が失われるとして反発する意見が出ていて、西川廣人社長は、ルノーによる提案の受け入れを拒否しています。

仮にルノーが日産と調整を行わないまま、FCAとの経営統合に向けた協議を行えば、北米市場でクライスラーと競合する問題を議論しないで話を進めることになり、日産側が反発を強めることも予想されます。そのうえで、ルノー側がFCAとの経営統合を前提にした新たな要求を日産側に今後示すかどうかも焦点となります。

 ルノー日産自動車三菱自動車の連合が年間販売約1千万台、FCAは約500万台。この2グループにはある共通点がある。グループを引っ張ったカリスマ経営者が突然消えた、ということだ。

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