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イギリスでは、EU=ヨーロッパ連合からの離脱をめぐる混乱の責任を取って辞任したメイ首相の後継を選ぶ与党・保守党の選挙が続いていて、18日、313人の下院議員による2回目の投票が行われました。

この結果、「合意なき離脱」も辞さないとする強硬派のジョンソン前外相がおよそ40%の126票を獲得し、1回目に続いてトップでした。

次いでEUとの合意を重視する穏健派のハント外相が46票、同じく穏健派のゴーブ環境・食料・農村相が41票を集め、候補者の中で唯一「合意なき離脱」に明確に反対するスチュアート国際開発相が前回から支持を伸ばして37票を獲得して4位につけました。

選挙はこのあと5人を2人に絞り込むまで最下位の候補者を脱落させる仕組みで投票を繰り返し、しれつな2位争いを繰り広げる穏健派と反対派の3人のうち誰が残るかが注目されています。

3回目の投票は19日に行われる予定で、これを前に5人の候補は18日夜、公共放送BBCの討論会に参加し、EU離脱の方針などについて議論を戦わせることになっています。

ローリー・スチュアート国際開発相は外交官を経て2010年に下院議員になり、メイ政権で国際開発相に就任しました。

外交官の父のもと香港で生まれたスチュアート氏はオックスフォード大学に在学中、チャールズ皇太子の息子のウィリアム王子とハリー王子の家庭教師を務めたことでも知られています。

卒業後は外交官としてインドネシアの大使館で東ティモールの独立問題に関わったほか、2003年のイラク戦争後、暫定統治機構のもとで南部メイサン県の知事代行を務めました。

外務省退職後は21か月かけてイランからアフガニスタンパキスタン、ネパールを歩きその経験をまとめた本はアメリカやイギリスでベストセラーとなりました。

イギリスではEU=ヨーロッパ連合からの離脱をめぐる混乱の責任を取って辞任したメイ首相の後継を選ぶ与党・保守党の選挙が続いていて、18日夜、2回目の投票で勝ち残った5人の候補者によるテレビ討論会が開かれました。

このなかで2回の投票でいずれもトップに立ったジョンソン前外相は、「期限までに離脱を実現しなければ、政治に対する信頼は壊滅的に失われる」と述べ、EUとの協議が決裂すれば取り決めがないまま離脱する「合意なき離脱」を辞さない考えを強調しました。

これに対し穏健派のハント外相やゴーブ環境・食料・農村相は「合意なき離脱」は排除しないとしながらも、合意の可能性があれば離脱期限を延長してEUとの協議を続ける考えを示しました。

一方、候補者のなかで唯一、「合意なき離脱」を明確に否定するスチュアート国際開発相はこれまでにメイ首相が取りまとめた合意の議会承認を目指すと主張しました。

党首選挙は19日以降も最下位の候補者を脱落させる形で投票を繰り返し、今週中に決選投票にのぞむ2人の候補が決まる見通しです。

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