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フランスのサルコジ元大統領は、裁判官から捜査情報を不正に入手しようとしたとして汚職などの罪で公判請求され、不服を申し立てていましたが、最高裁判所にあたる破棄院は申し立てを認めない決定をし、今後、裁判が行われることが決まりました。

これはフランスの破棄院が19日、NHKの取材に対して明らかにしました。

サルコジ元大統領は、2007年の大統領選挙の際に、みずからの陣営が大富豪から法律の上限を超える選挙献金を違法に受け取った疑いで捜査されていた2014年、裁判官から不正に情報を入手しようとしたとして予審裁判官に公判請求されていました。

これに対してサルコジ元大統領は不服を申し立てていましたが、最高裁判所にあたる破棄院は18日、申し立てを認めない決定をし、汚職と職権乱用の罪で今後、裁判が行われることが決まりました。

フランスで1958年に現在の大統領制度になって以降、大統領経験者の裁判が行われるのは、2011年に公金を横領した罪で有罪判決を受けたシラク元大統領以来2人目です。

サルコジ元大統領をめぐっては、今回と同じ2007年の大統領選挙で当時のリビアカダフィ大佐の側から違法な選挙資金を受け取った疑いなどでも予審手続きが続いています。