「私がどうしたかというと、10年とか期限を決めない。全体にどこで縁がつながるかなと線を引いておいて、その線を切らないようにゆっくり進めていくと、どこかでサッと作品になる。単線や単品にしない」―坂東玉三郎さんにいま胸に去来する思いを聞いた。 #歌舞伎 #kabuki https://t.co/yrrKLcZ2Z7 pic.twitter.com/vCxlTcnEYo
— 朝日新聞デジタル@金のデジモ (@asahi_gdigimo) 2019年6月22日
歌舞伎の立女形、坂東玉三郎さんは近年、自ら演じるばかりでなく、後進に芸を伝え、舞台を映像に残す仕事にも精力的に取り組んでいる。「そういうことを殊更に言わないようにしています。大仰でしょ」という玉三郎さんにあえて、いま胸に去来する思いを聞いた。
人と人とのつながりが薄れ、社会も芸術も個人の感性や身体感覚を重んじなくなった昨今の風潮を「居心地が悪い」と言い表す。