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来年11月に行われる大統領選挙で政権奪還を目指す野党 民主党の候補者たちによる初めてのテレビ討論会が26日夜(日本時間の27日午前)、南部フロリダ州のマイアミで行われました。

NBCテレビが主催した今回の討論会には、世論調査の支持率などの条件を満たした候補が10人ずつ、2日間に分かれて参加し、初日の26日は、左派の有力上院議員のウォーレン氏や、「オバマ前大統領の再来」とも言われるオルーク氏らが参加しました。

この中でウォーレン氏は、トランプ政権の経済政策を念頭に「この国の経済はごく一部の金持ちだけのものになってしまっている。政府も経済も構造的な変革が必要だ」と述べて批判しました。

またオルーク氏は、移民政策について「私たちは壁を造ったり子どもたちをおりに入れたりはしない。危険な国々から逃げる家族を拘束したりはしない」と述べ、国境での取締りを強化するトランプ政権の対応は適切ではないと主張しました。

一方、外交政策については、複数の候補者が、「トランプ大統領がイランとの核合意から離脱したのは誤りで、アメリカへの脅威がより増している」などと批判しました。

また、アメリカが直面する最大の脅威について、多くの候補者が「中国」や「気候変動」などと答える中、ワシントン州のインズリー知事が「トランプ大統領だ」と述べると、会場から大きな歓声が上がりました。

民主党ではこれまでに24人が大統領選挙への立候補を表明し、まれに見る混戦となっていて、参加した候補者たちは経済や移民政策、外交などについて持論を展開し、自分こそが大統領にふさわしいとアピールしました。

日本時間の28日には2日目の討論会が行われ、支持率トップのバイデン前副大統領やそれを追うサンダース上院議員らが参加する予定です。

トランプ大統領は今回の民主党のテレビ討論会をG20大阪サミットに参加するため日本に向かう大統領専用機の機内で視聴しました。

途中、専用機の給油のためアラスカの基地に立ち寄ったトランプ大統領は記者団からテレビ討論会について問われると、「どの候補もだめだな」と述べました。

そして大統領を迎えた兵士らに対し、「いま大きな討論会が始まったところだが、討論会より皆さんを選んだよ。皆さんは討論会に出ている人たちよりも賢いからね」と述べながら記念撮影や握手に応じていました。

その後も大統領専用機の機内からツイッター「つまらない!」と投稿するなど、討論会に参加した候補者を終始こき下ろしていました。