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米メディアは3日、来年の米大統領選で再選を目指す共和党トランプ大統領の陣営が4~6月に集めた選挙資金が、政権奪還を狙う民主党の各候補が同時期に集めた資金を圧倒したと伝えた。大統領選では、テレビやインターネットの広告などに巨額の費用が必要となるため、資金力が選挙戦の行方に大きく影響する。

 トランプ氏の陣営は、共和党全国委員会と合わせて計1億500万ドル(約113億円)を集めた。同氏陣営のみでも5400万ドルに達した。

 民主党では、若者の人気が高い中西部インディアナ州サウスベンド市のブティジェッジ市長が2480万ドルを集めた。

アメリ国土安全保障省の監察官は2日、メキシコと国境を接する南部テキサス州にある複数の移民収容施設を先月査察し、その報告書を公表しました。

報告書では、移民であふれかえる施設内の写真が掲載され、子どもたちがシャワーを浴びられず、同じ服を着続けていて劣悪な環境だと指摘されています。

これを受けて野党・民主党は「人権上問題だ」として政府への批判を強め、現地を視察したオカシオコルテス下院議員は「施設内には水がなく、トイレから水を飲むよう言われている」などと非難しました。

また人権団体は、施設内の衛生状況の悪化で、この半年間に数人の子どもたちが命を落としているなどとして2日、ホワイトハウス前で抗議集会を開きました。

これに対してトランプ大統領は3日、ツイッター「政府の国境警備隊は医師や看護師ではない。もし不法移民が施設内の環境に不満なら、アメリカに来なければよい。すべて問題は解決する!」と書き込み、反論しました。

トランプ大統領は、来年の大統領選挙に向けて、不法移民の取締り強化や壁の建設など強硬な移民対策を掲げていて、移民をめぐる政権と野党の対立は、今後も激しさを増しそうです。