INF全廃条約 NATOとロシア 会合開くも進展なし #nhk_news https://t.co/MChbQIP5EK
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年7月5日
NATOは5日、ベルギーの首都、ブリュッセルの本部でロシアとの政治対話の枠組み「NATOロシア理事会」の会合を開き、INFの全廃条約について意見を交わしました。
INF全廃条約について、アメリカやNATOは「ロシアが条約に違反してミサイルを開発している」としていますが、ロシアはこれを否定し、今月3日、条約の履行を一時的に停止する法律を成立させています。
NATOのストルテンベルグ事務総長は会合の後の記者会見で、「緊張が高まっているときこそ話し合いは重要だが、突破口がみつかる兆しはなかった」と述べ、ロシアを含めた出席者が条約の重要性を認めたものの、事態打開の糸口は見いだせなかったことを明らかにしました。
ロシアで成立した法律では、プーチン大統領の判断で条約の履行を再開できる余地も残されていますが、失効は来月2日に迫っていて、このまま事態が進展せずに時間切れとなることが懸念されています。