香港警察 爆発物所持容疑で独立主張の団体メンバー逮捕 #nhk_news https://t.co/3PPoGiP1nx
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年7月20日
香港の警察は20日午前、記者会見し、九龍半島側の工場地帯にあるビルの1室で、テロにも使われる殺傷能力の高い爆発物、TATP=過酸化アセトンが1キロ以上見つかり、27歳の男を爆発物を所持した疑いで逮捕したと明らかにしました。
また、現場からは火炎びんやナイフのほか、ヘルメットや拡声器、それに香港の独立を主張する団体「香港民族陣線」のロゴが書かれたTシャツが見つかったということです。
これについて「香港民族陣線」はフェイスブックを通じ、メンバーの1人が逮捕されたと明らかにしたうえで、現場は団体が倉庫として使用しており、爆発物については「知らない」としています。
香港では、容疑者を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正をめぐって抗議活動が続き、一部の若者と警察が衝突する事態が相次いでいます。
21日も民主派の団体が大規模なデモ行進を予定しており、警察が警戒を強めています。
香港 政府支持の大規模集会 民主派との対立鮮明に #nhk_news https://t.co/hPY1T048qk
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集会は、親中派の団体や議員の呼びかけで20日午後開かれ、議会に当たる立法会近くの公園には、主催者の発表で32万人が集まりました。
香港では、容疑者を中国本土に引き渡せるようにする条例の改正案をめぐって、連日抗議活動が行われ、一部の若者と警察が衝突する事態が相次いでおり、双方にけが人も出ています。
民主派の団体などは、警察が若者たちを強制排除した際の対応が妥当かどうかを調べるため、独立した調査委員会を設けるよう求めていますが、香港政府は応じない方針で、暴力的な行為があれば厳しく対処すると強調しています。
20日の集会では、参加者がこうした香港政府の立場や警察を支持する考えを表明し、雨が降る中、中国の国旗を掲げながら「暴徒を許すな」とか、「混乱はもうたくさんだ」などと声を上げました。
一方、21日は民主派の団体が香港島の中心部で、警察に抗議する大規模な行進を呼びかけていて、対立が一層鮮明になっています。