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北朝鮮では、朝鮮戦争の休戦から66年の27日は、「戦勝記念日」と位置づける祝日で、国営メディアは、キム・ジョンウン委員長が朝鮮戦争戦没者の墓を訪問したと伝えました。

キム委員長は、「わが祖国を存亡の危機から救った不滅の功績は、歴史に末永く輝くだろう」と述べ、戦没者をたたえることで、アメリカに屈しない姿勢を示しました。

また、キム委員長は側近らと共に、記念日に合わせた公演を観覧しました。劇場では、アメリカとの交渉を担当しているチェ・ソニ第1外務次官が、キム委員長の2つ隣の席で観覧し信頼をえていることがうかがえます。

北朝鮮としては、アメリカを追い出したとする「戦勝記念日」に合わせて内部の結束を図るねらいがありそうです。

一方で、北朝鮮の国営メディアは、「戦勝記念日」をめぐる報道でアメリカを名指しでは批判しておらず、今後の非核化をめぐる米朝協議の再開を見据えて、過度に刺激するのを避けているものとみられます。

今月17日、北朝鮮に近い日本海で、ロシアのカニ漁船が「北朝鮮の海域に許可なく入った」として、北朝鮮の国境警備当局に拿捕され、東部のウォンサン(元山)に連行されました。

ピョンヤンにあるロシア大使館によりますと、船長はエンジンが故障したため漂流していたと話したということで、ロシア大使館北朝鮮に対し、漁船を解放するよう求めていました。

こうした中、船は27日夜、10日ぶりに解放され、出港した韓国北東部のソクチョ(束草)の港に28日午後1時すぎに戻ったということです。

船に乗っていたロシア人15人と韓国人2人の健康状態に問題はないということです。

韓国統一省は「人道的な見地から、乗組員と船が安全に返されたことを肯定的に評価する」とする声明を出しました。

日本海では、北朝鮮の漁船がロシアに拿捕されるケースは多いものの、ロシアの漁船が北朝鮮に拿捕されるのは異例で、短い期間での解放の背景には、ロシアや韓国との関係悪化を避けるねらいがあるとみられています。

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