【昭和史に学べ!】田中角栄は六法全書を丸暗記していた……田原総一朗85歳が振り返る“怪物”との5時間
— 文春オンライン (@bunshun_online) 2019年7月23日
「自分は法律そのもの。全て説明し、論破できる」 #田中角栄 #文藝春秋 https://t.co/GdhEtI4ljh
「今振り返ると、『昭和』という時代には、強烈なエネルギーを持つ怪物が数多く存在しました。政界なら岸信介、経済界なら盛田昭夫や松下幸之助……。挙げていけばキリがありません。彼らが現在の日本を形づくってきたと言えるでしょう。しかし『平成』『令和』に目を転じると、政治家も経済人もスケールが小さく、縮こまっている印象を受けます」
田原氏は事前の周辺取材で、田中の政治家としての強さの秘密が“法律”だと耳にしていた。なんでも田中は幼少期から極度の吃音で、それを克服するために毎朝畑に出て六法全書を大きな声で読み上げていたという。そうしているうちに、生まれもっての驚異的な記憶力もあり、全ての条文を暗記してしまった、という逸話があった。
そのことを田中にぶつけると、このような答えが返ってきたという。
「法律というのは生き物ですよ。使い方によって変幻自在。法律を知らない人間にとっては面白くない一行一句が、実は大変な意味を持っている。すごい力を持っている。生命を持っている。
それを活用するには、法律に熟知していなければならない。その一行、一語が生まれた背後のドラマ、葛藤、熾烈な戦い、それらを知っていて、その一行、一語に込められた意味が分かっていることが必要です。私はそういう方向で法律や予算や制度を見ているのです」
事実、田中が国会議員在任中に成立させた議員立法は33本にのぼり、これは驚異的な数字だった。法律や予算や制度を知り尽くした田中は、表舞台から退いた後も、日本という国家の法律コンサルタントとして君臨していたのだった。
また、田中は金権批判についてはこう反論したという。
「自分は法律そのものであり、検察や国税局に追及されて問題になるようなことは何もやっていない。法律違反は全く犯していない。全て説明し、論破できる」
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