日本のプルトニウム保有 依然40トン超 どう減らすか課題 #nhk_news https://t.co/W5R7cYCXEb
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年7月30日
プルトニウムは原子力発電所で発電する際、核燃料の核分裂反応で発生します。
日本はこのプルトニウムを原発の燃料として再利用する政策をとっていますが、核兵器の原料にもなることから毎年、原子力委員会が透明性確保のため保有量を明らかにしています。
30日は最新のデータが公表され、昨年末時点で国内保管が9トン、イギリスとフランスでの海外保管が36.7トンの合わせておよそ45.7トンになることがわかりました。
原子力委員会によりますと、再稼働した福井県と佐賀県にある合わせて3基の原発で、プルトニウムを核燃料に混ぜて再利用する「プルサーマル発電」を行ったことなどから、前の年よりもおよそ1.6トン減ったということです。
しかし、依然として40トンを超える保有量があり、プルトニウムを活用する予定の高速炉の開発やプルサーマルの今後の見通しもはっきりしない中、引き続きプルトニウムをどう減らしていくのか国と電力会社の取り組みが問われています。