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先月就任したイギリスのジョンソン首相は、EUとの間で離脱に関する取り決めに合意できないままであっても、ことし10月末に離脱する方針を示しています。

これについて、ハモンド財務相は14日、公共放送BBCのラジオに出演し、「離脱後もEUと緊密な貿易関係が維持されることを望む国民に対する裏切りだ」と非難しました。そのうえでジョンソン首相が合意なき離脱を強行しようとするなら、反対意見が多い議会で阻止することができるとしてけん制しました。

一方、ジョンソン首相は同じ14日、首相官邸フェイスブックを通じて発言し、「離脱を議会で阻止できると考える人たちはヨーロッパの友人たちにひどい協力をしている。取り決めの内容で妥協すべきなのはEUのほうだ」と批判しました。

イギリス議会は来月3日に再開される予定で今後、離脱の方針をめぐる対立が一段と激しくなることが予想されています。

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