カシミールの自治権撤廃に抗議 パキスタン各地で集会やデモ #nhk_news https://t.co/zY6ctn4Vni
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年8月31日
インドとパキスタンは長年、カシミール地方の領有権を争っていますが、インド政府は8月6日、実効支配をしているジャム・カシミール州の自治権を撤廃したのに対し、パキスタン政府は、インドとの貿易を停止するなど対抗策を打ち出し、反発を強めています。
こうした中、パキスタンのカーン首相は、ツイッターで国民に対し抗議デモや集会を呼びかけ、これに応じた国民が国内各地で30日、抗議活動を行いました。
このうち首都イスラマバードでは、2000人以上の市民が抗議集会に参加し、プラカードや国旗を手に、シュプレヒコールを上げながらインド政府に対し自治権を速やかに回復するよう訴えていました。
集会に参加した男性は「多くの国々がいま、カシミールの問題について見過ごそうとしている。現状を変えるためにも活動を続けたい」と話していました。
カシミール問題についてはパキスタン側が国連や国際社会に仲介を求めているのに対し、インド側はこれに反対するなど双方の意見に隔たりがあり、事態の打開に向けた道筋は見えていません。