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車をネットにつなげる、「コネクテッド」の技術開発がトラックにも広がっています。車両点検などで人手不足が深刻な運送業界の効率的な働き方につながることが期待されています。

いすゞ自動車はトラックに通信機能を搭載していて、このほどスマートフォンなどを使って効率よく車両点検ができるアプリを開発しました。

運送業者がトラックの運行前に行う日常的な車両点検では、ドライバーが運転席でウインカーやブレーキを操作し、別の人が外でライトがついているか確認するため、2人がかりになります。

しかしアプリを使えばスマホの操作で外からライトをつけられるため、ドライバー1人で一連の作業ができるということです。

またアプリには40余りの点検項目が図で示されていて、項目をチェックすることで運行管理者への報告や記録が簡単に済ませられるとしています。

来年度からの実用化を目指していて、いすゞ自動車コネクテッド戦略部の斉藤博部長は、「コネクテッドの技術でドライバーの負荷を減らそうと開発した。安全な運行のために先進技術を生かしていきたい」と話しています。

トラックメーカーでは、日野自動車も1台がより多くの荷物を運べるようにするため荷台に備えたセンサーで積み荷の量と空き具合を分析する実証実験を進めていて、こうした取り組みの実用化で人手不足が深刻な運送業界の支援につながるが注目されます。