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発表によりますとFRBは11日、短期のアメリカ国債を少なくとも来年6月ごろまで毎月600億ドル、日本円でおよそ6兆5000億円のペースで買い入れることを決定しました。

これは先月、銀行などが資金をやり取りする短期の金融市場で金利が急上昇し不安定になっていることから、FRB国債を購入することで市場に資金を供給し、金利を安定化させるねらいがあります。

FRBによる国債の買い入れをめぐっては、リーマンショックのあと大規模に国債を買い入れる量的緩和が実施されましたが、その後の景気拡大に伴って金融政策を正常に戻す引き締め方向に転じていました。

このため、市場関係者などの間では、今回の国債の購入が量的緩和策の再開ではないかという見方も出ていますが、FRBは「金融政策のスタンスを変えるものではない」という声明を発表し、経済危機などに行う量的緩和策ではないことを強調しました。