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アメリカ軍の制服組トップ、ミリー統合参謀本部議長は、28日、ISの指導者、バグダディ容疑者に対しシリアで行った軍事作戦について国防総省で記者会見しました。

この中でミリー議長は、自爆して死亡したバグダディ容疑者の遺体について、「紛争に関する国際法にのっとって適切に処理された」と述べ、すでに遺体を処理したことを明らかにしました。

どのように処理されたのかは明らかにされていませんが、アメリカのメディアは海に水葬されたと伝えています。

アメリカは、2011年にパキスタンで国際テロ組織「アルカイダ」の指導者、オサマ・ビンラディン容疑者を殺害したあとも、遺体をアラビア海に水葬しており、埋葬場所が過激派の聖地とみなされるのを防ぐねらいがあるとみられます。

また、ミリー議長は、今回の作戦で潜伏先の建物にいた2人の男を拘束したことを明らかにしました。

潜伏先からは、今後のテロ計画などが書かれた資料が押収されたことが明らかになっており、アメリカ軍は拘束した男らを調べて情報収集をさらに進めるものとみられます。

アメリカのトランプ大統領は28日、ツイッターで、バグダディ容疑者を追い詰めたとする軍用犬の画像を公開しました。

トランプ大統領「バグダディ容疑者を捕まえ、殺害するうえで大きな成果を上げたすばらしい犬だ。名前は機密情報だが、写真の機密を解除した」と投稿し、作戦の成果をアピールするねらいがあるものとみられます。

トランプ大統領は27日、アメリカ軍の特殊部隊がシリア北西部で軍事作戦を行い、ISの指導者、バグダディ容疑者が自爆して死亡したと発表しました。

一夜明けた28日、中西部イリノイ州で演説したトランプ大統領「わが国にとってすばらしい週末だった。われわれはISの指導者、バグダディを殺害した」と述べ、成果をアピールしました。

そのうえで「現地ではISの多くの戦闘員が厳しい管理のもと拘束されている。中東地域の国々には自分で国境を守ってもらいたい」と述べ、周辺国がIS対策に取り組むべきだという考えを改めて示しました。

これに関して国務省の高官は28日、NHKなどに対し、来月14日、ワシントンで30余りの国々の閣僚級による会議を開くことを明らかにしました。

この高官は「地域の安定化のための軍事力と資金を各国に求める」としていて、トランプ政権としては、ISが再び台頭するのを防ぐため各国に一層の貢献を求めていく方針です。

一方、IS側はこれまでのところ反応を示しておらず、各国からは残党やISを支持する勢力による報復などへの警戒の必要性も指摘されています。

エスパー国防長官は28日の記者会見で「バグダディ容疑者は死亡したがシリアの状況は依然、複雑だ。ISの壊滅を目指すというアメリカの使命は変わらない」と述べて脅威は依然、残っているという認識を示していて、アメリカ政府として来月、各国の代表を集めた対策会議を開き、IS掃討への協力を求める方針です。

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