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イギリスではEUからの離脱をめぐる政治の混乱を打開するため、来月12日に総選挙を行うことになり、議会下院は6日、解散しました。ジョンソン首相はバッキンガム宮殿を訪れ、議会の解散をエリザベス女王に報告する予定です。

選挙戦で与党・保守党は選挙で過半数を確保することで、EUとの間で新たに合意した離脱の条件について速やかに議会の承認を得て、来年1月末の期限までに離脱を実現したい考えです。

一方、最大野党・労働党は離脱条件についてEUと再度交渉し、その合意をもとに再び国民投票を行うとしているほか、スコットランド民族党自由民主党は残留を主張しています。

ジョンソン首相は、解散を前にみずからのツイッターに動画を投稿し、「保守党が議会で過半数を獲得すれば、離脱をすぐにでも実現できる」と訴えたうえで、野党・労働党は再び国民投票を行って国を混乱に陥れようとしているなどと批判しました。

大手調査会社の「YouGov」の最新の世論調査では、保守党が労働党を13ポイントリードしています。

5週間にわたる選挙戦が本格化することになりますが、離脱をめぐって世論が大きく分かれているだけに、今後の展開は予断を許さない情勢です。


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