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トランプ大統領は28日、アメリカの感謝祭の休日を過ごしていた南部フロリダ州から、事前の予告なしに、大統領専用機でアフガニスタンに入りました。

そして、首都カブール近郊の空軍基地で、現地に駐留するアメリカ軍の兵士たちに感謝祭恒例の七面鳥などをふるまったあと演説し、「皆さんの働きに感謝したい」と述べ、激励しました。

そのうえでトランプ大統領は、アメリカと反政府武装勢力タリバンの和平交渉について、「タリバンは交渉を希望している。われわれは彼らと会っている」と述べ、中止されていた和平交渉を再開したことを明らかにしました。

アメリカとタリバンの和平交渉は、タリバンによるテロを受けて、ことし9月から中止されていましたが、今月、タリバンは、幹部3人の釈放と引き換えに、拘束していたアメリカ人などを解放し、和平交渉の再開につながるか注目されていました。

トランプ大統領アフガニスタンを訪れるのは、就任後、初めてで、トランプ大統領としては、現地を電撃的に訪問して兵士たちを激励するとともに、和平交渉の再開を明らかにすることで、来年の大統領選挙に向け、外交面の成果を有権者にアピールするねらいもあるとみられます。

アフガニスタンをめぐっては、アメリカ政府が去年、反政府武装勢力タリバンとの和平交渉に乗り出し、アメリカ軍の一部撤退などを盛り込んだ和平の草案について、原則で合意しましたが、タリバンによるテロを受けて、ことし9月、交渉は中止されました。

こうした中、アメリカ側との交渉に関わってきたタリバンの複数の幹部は、NHKの取材に対し、「われわれの政治事務所があるカタールのドーハで、今月上旬、アメリカ側の交渉担当者と協議した」と述べ、トランプ政権でタリバンとの協議を担当するハリルザド特別代表らと会談したことを明らかにしました。

そのうえで、「会談では、アフガニスタン国内で起きるテロによる暴力の削減や、アメリカ軍との停戦の進め方、それに、タリバンの戦闘員の釈放を含む人質の交換について集中的に協議した」と述べ、ことし9月に中止されたアメリカ側との交渉を再開したことを明らかにしました。

アフガニスタンでは、今月、タリバンが、拘束していたアメリカ人などを解放したのと引き換えに、タリバンの幹部3人が釈放されていて、アメリカとタリバンによる和平交渉が再開するのではないかと注目されていました。

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スリランカのラジャパクサ大統領は今月17日の就任後、初めての外国訪問先としてインドの首都ニューデリーを訪れ、モディ首相と首脳会談を行いました。

会談では安全保障に関する情報提供やテロ対策のシステム構築としてインドがスリランカに5000万ドルを供与することなどで合意したということです。

ラジャパクサ大統領は、かつて兄のマヒンダ元大統領がインフラ誘致などで中国に偏った政策を進めたことから、再び中国寄りの政策を推し進めるとの観測もありますが、今回、初外遊にインドを選んだことでバランス外交を目指すことを強調するねらいがあるとみられます。

一方のインドとしては、マヒンダ元大統領の時代にスリランカと良好な関係を築くことができず、結果として中国一辺倒の状況を招いた反省から、今回は選挙直後に外相を派遣するなど取り込みを図ってきました。

モディ首相としてはインフラ投資のほか軍事面でも存在感を高める中国をけん制するねらいがあるとみられ、今後、スリランカをめぐるインドと中国の駆け引きが活発化しそうです。

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