イラク首相辞任も事態収まる見通したたず #nhk_news https://t.co/QTgZl6SuAP
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年12月1日
イラクでは、ことし10月はじめから、高い失業率やぜい弱な公共サービスに不満を募らせた市民が大規模な抗議デモを続けていて、治安部隊との衝突で、これまでに380人が死亡し、1万6000人がけがをしています。
こうした事態を受けて、アブドルマハディ首相は先月、辞意を表明し、1日、議会が首相の辞任を承認しました。
今後は、憲法の規定に沿ってサレハ大統領が議会の第1党に新たな首相候補を示すよう要請することになりますが、議会内では少数政党が乱立していることから、次の首相の選定は難航すると見られています。
また、デモ隊は、アブドルマハディ首相の辞任だけでは不十分だとして、議会選挙のやり直しや公共サービスの改善などを求めてデモを続ける構えです。
1日夜には、南部の都市ナジャフで、イランの総領事館の建物が再び何者かによって火をつけられました。
イラクでは、自国の政治家だけでなく、影響力を強める隣国イランにも人々の怒りが向けられていて、事態が収まる見通しはたっていません。
Iraqi parliament approves PM's resignation https://t.co/1PaKRThi0L
— NHK WORLD News (@NHKWORLD_News) 2019年12月1日