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5日午後4時ごろ、アメリカ軍の演習場、キャンプ・ハンセンに隣接する金武町の伊芸地区で、住宅からおよそ50メートルのところにある田んぼに長さ10センチほどの照明弾のようなものが落ちてきました。

これについて、アメリ海兵隊は6日午前、沖縄防衛局に対し「訓練中に使った60ミリ迫撃砲照明弾だと特定された」と伝えました。

この照明弾とは別に6日、田んぼの近くで相次いで見つかった2つの照明弾のようなものについても、アメリ海兵隊は「われわれのものだと確認できた。金武町の皆様にご迷惑をおかけしたことをおわびします」と沖縄防衛局に伝えました。

演習場の外の民間地に照明弾を落下させたことを受けて、アメリ海兵隊はNHKの取材に対して「演習場での照明弾を使った訓練を中断している」と明らかにしました。

「キャンプ・ハンセン」はアメリカ軍が日常的に射撃訓練などを行う演習場で、アメリカ軍は今月2日から6日間にわたって実弾射撃などの演習を行うと事前に県に通報していました。

県は近くアメリカ軍や日本政府に強く抗議することにしています。

玉城知事は6日朝、記者団に「アメリカ軍のものであれば厳重に抗議する」と話していて、県は近くアメリカ軍や日本政府に強く抗議することにしています。

5日午後4時ごろ、沖縄県金武町伊芸の田んぼに照明弾のようなものが落下したのを近くにいた人が目撃し、直径1メートルほどの落下傘の傘の部分と、長さ10センチほどの筒状の物体が見つかって沖縄防衛局が回収しました。

これとは別に、6日午前、田んぼから北に100メートル余りの木と、西に150メートル余りの歩道の柵に、照明弾のようなものがぶら下がったり引っ掛かったりしているのが見つかりました。

いずれも落下傘状のものの先に筒状のものがついていて、5日に見つかったものと似ています。

地区のすぐ北側にはアメリカ軍が日常的に射撃訓練などを行う演習場、「キャンプ・ハンセン」が広がっていて、アメリカ軍は今月2日から6日間にわたって実弾射撃などの演習を行うと事前に県に通報していました。

沖縄防衛局は、相次いで見つかった照明弾のようなものが軍のものかどうかアメリカ軍に確認を求めています。

沖縄県の玉城知事は6日朝、記者団に対し、「アメリカ軍のものであれば厳重に抗議する。このようなことはあってはならないことで、演習は住民などに被害が及ばない場所で行うべきだと強く申し入れたい」と述べました。

沖縄県金武町の仲間一町長は「住宅に近いところで発見が相次いでいて、一歩間違えれば大きな事故につながりかねない。生活圏内に落ちてくること自体ありえないことで、集落の近くでは演習をしないよう強く要請していきたい」と話していました。

先月6日、青森県アメリカ軍三沢基地に所属するF16戦闘機が、訓練場の外の六ヶ所村の民有地に重さ、およそ230キロの模擬弾1発を落下させ、アメリカ軍は模擬弾を使った訓練は中止していますが、飛行訓練は再開させています。

これに関連して共産党高橋千鶴衆議院議員質問主意書で「落下した要因は何か」などとただしました。

これに対し政府は6日の閣議で「落下した原因や落下時の状況等については現在、アメリカ側に対して照会を行っているところで、現時点でお答えするのは困難だ」とする答弁書を決定しました。

また、答弁書では模擬弾について「アメリカ側において、落下地点として推測される土地の掘削などを進めていたものの、地下水の漏出により中断を余儀なくされるなどしたため、いまだ回収には至っていないものと承知している」としています。