ハンガリー 劇団や劇場を政府が管理 俳優は政府介入に反発 #nhk_news https://t.co/fESeqGlzhb
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年12月12日
ハンガリーのオルバン政権は、演劇などを上演する劇団や劇場の予算や人事について政府の関与を強める法案を9日、議会に提出しました。
この法案について政権側は、国が責任を持つことで運営の透明性が高まるなどと説明しましたが、首都ブダペストでは政府の介入によって表現の自由が損なわれると、俳優や劇団関係者ら数千人が抗議デモや法案の撤回を求める署名活動を展開しました。
また野党議員は黒いマスクをつけて抗議の意志を示しましたが、与党が3分の2以上を占める議会は11日、提出からわずか2日で採決を行い、法案は賛成多数で可決・成立しました。
オルバン首相が率いる与党は、9年前の選挙で圧勝してから憲法の改正や報道機関の放送権や学術機関の予算への関与を強める法律を次々と成立させ、EUは法の支配が損なわれていると批判しています。
今回の法案についても政権に批判的な演劇などの上演を抑え込みたいねらいがあるものとみられていて、オルバン首相の強権的な手法に波紋が広がっています。
Hungary enacts controversial theater legislation https://t.co/3VcdYLK3vy
— NHK WORLD News (@NHKWORLD_News) 2019年12月12日