ウィーン名門バレエ学校 “体型維持で喫煙勧めていた” #nhk_news https://t.co/JdPakUH1wN
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年12月18日
ウィーン国立歌劇場のバレエ学校では、ことし4月にオーストリアの地元紙が教師が生徒に対して身体的、精神的な虐待を行っていると報じ、これを受けてオーストリア政府は特別委員会を設置して、生徒たちから聞き取り調査を行ってきました。
これについて委員会は報告書をまとめて17日、記者会見を開き、この中で細い体型を維持するために食欲をなくす目的で10歳から18歳の生徒に喫煙を勧めていたことや、生徒たちは服のサイズと一緒に名前を呼ばれるなど体型をやゆされることがあったなどと説明しています。
また報告書では練習量や公演回数が十分に管理されておらず、若いバレエダンサーたちの健康状態が脅かされていたなどとして、「子どもや若者たちが差別や養育放棄、健康被害から十分に守られていないことは明らかだ」と指摘し、学校側に改善を求めています。
これに対しウィーン国立歌劇場は「生徒への相談窓口を設けるほか、公演回数を減らすなどして対応している」とコメントしています。
ウィーン国立歌劇場のバレエ学校は1771年に設立され、卒業生は世界の一流バレエ団で活躍するなど名門として知られています。
Probe finds Vienna ballet school engaged in abuse https://t.co/kb08wRy12W
— NHK WORLD News (@NHKWORLD_News) 2019年12月18日