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大阪地検はことし10月、岸和田支部に呼んでいた収容予定の被告の女に車で逃走された事案と、その10日後に東大阪市で車で護送中の被告の男に逃げられた事案の検証結果と再発防止策をまとめた報告書を公表しました。

それによりますと岸和田の事案では、逃走前に女が2回も庁舎の外に勝手に出たのに身柄を拘束するなど十分な対応を取らなかったことで逃走を許したとしています。

また東大阪の事案では、男の手錠を不用意に外したうえ護送車にはチャイルドロックだけでなくドアロックもしていなかったとしています。

さらに幹部が連絡を受けてから地検トップの検事正に報告するまで35分もかかり、地元の東大阪市に連絡をしたのは逃走からおよそ2時間後でした。

報告書では、逃走を許した背景について「確実に収容するという目的意識や危機意識が不十分だった」などとしたうえで、今後、警察による講習を受けたり収容業務にあたる職員を増やしたりして、再発防止に努めていくとしています。