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アメリカでは与野党の対立を背景に、ことし10月から来年9月末までの2020会計年度の政府予算の法律が成立せず、これまで暫定予算で対応してきましたが、暫定予算が切れる直前の19日までに議会で法案が可決されました。

これを受けて20日トランプ大統領が法案に署名し、予算が成立しました。

成立した予算は前の年度より3%余り多い、およそ1兆4000億ドル(150兆円)規模で、半分以上が国防予算となっているほか、焦点となっていたメキシコ国境の壁の建設には、前の年度と同じ13億ドル余りが盛り込まれています。

政府予算をめぐっては、前の年度は与野党の対立で去年12月に予算が切れ、政府機関の閉鎖が過去最長の35日間におよびましたが、今年度は今回の予算成立により、こうした事態は回避されました。