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ヨーロッパの主な株式市場は、ドイツのフランクフルト市場で30日、ロンドン市場やパリ市場では31日に、2019年最後の取り引きが行われました。

去年の年明けは、アメリカと中国による激しい貿易摩擦や、EU離脱をめぐるイギリス議会の混乱で世界経済の先行きへの懸念が強まったことから、各市場とも株価が低迷していました。

しかしその後、ヨーロッパ中央銀行が再び金融緩和にかじを切ったことで株価は値上がり傾向が強まり、さらに年後半にはイギリスのEU離脱の道筋が見えたことなどで一段と上昇しました。

この結果、株価指数の去年の終値は前の年の年末と比べ、パリ市場でおよそ26%、フランクフルト市場でおよそ25%、ロンドン市場でおよそ12%上昇し、いずれも大幅な値上がりとなりました。

ことしの見通しについて、市場関係者は「金融緩和が続く以上は、株価が上がりやすい1年になるだろう。ただ、イギリスのEU離脱後の自由貿易交渉がうまく進むかや、米中の貿易摩擦の行方によって株価は大きく左右される状況が続く」と話しています。