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6日、東京商品取引所で行われた、ことし最初となる金の先物取引では取り引き開始直後から買い注文が出て、価格が大きく上昇しました。

このうち取り引きの中心となる、ことし12月ものの先物価格は一時、1グラム当たり5480円余りと、去年の年末と比べて170円以上、率にして3%余り値上がりし、金の先物が取り引きされるようになった1982年以来の最高値を更新しました。

これはアメリカ軍によってイランの司令官が殺害されて中東情勢が緊迫化する中、安全な資産とされる金を買ってリスクに備えようという投資家が増えているためです。

市場関係者は「中東情勢の先行きはなかなか見通せず、株式などの資産を売り、有事のときでも値下がりしにくいとされる金を買う動きが今後も続く可能性がある」と話しています。