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 江戸時代に松山と高知を結んだ土佐街道を歩き、食糧難だった戦前戦後の四国山地の庶民の暮らしを記録に残す――。日本民話の会会員でフリーライターの渡辺裕二さん(64)=松山市=は、今しかできない「聞き書き」をライフワークにしている。34歳で始めて、もう30年になるという。

 昨年暮れ、愛用のジープ」で松山を出発。国道33号を一路、高知県内の山あいの町へ向かった。仁淀川を見下ろす高台の集落。地元の総代の男性に案内してもらい、鞘(さや)堂で覆われた神社本殿の彫刻を見学した。

 戦記物や鶴亀の縁起物の彫刻に交じり、「姥捨山(うばすてやま)伝説」の一場面を描いた彫刻があった。おじいさんを運んだ畚(ふご)(負い台)を手にした息子が父親に向かって「今度親を捨てる時にこの畚がいるので持って帰る」と話している場面だそうだ。お宮に姥捨山伝説の彫刻があることに驚きつつ、「後世に伝えたいという村人の強い意思を感じた」。

 旧土佐街道踏破の一人旅を始めて1年ほどした1990年ごろ、県境の美川村(現久万高原町のあぜ道でのこと。長話をした帰り際、当時92歳の老婆がこう言った。「この谷の先に姥捨山というのがあらや。昔はそこへ年寄りを置き去りにしたもんじゃ」――。

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