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イランの議会選挙では、290議席に対しおよそ7100人が立候補していて、21日に投票が行われます。

首都テヘランでは19日、市民らが街なかに張られた立候補者のポスターを確認する様子が見られました。

選挙では、アメリカの制裁で経済が厳しさを増す中、欧米との対話を重視してきたロウハニ政権を支持する勢力が逆風にさらされています。

このため結果次第では保守強硬派が勢力を伸ばし、アメリカとの関係にさらなる緊張をもたらすことが懸念されます。

投票日を前に有権者からは、選挙の結果にかかわらず政治には期待が持てないとして、投票を棄権するという声が多く聞かれ、このうち60代の男性は「投票に行く理由がない。現在の体制はたくさんの失敗をしていて、かつてのように受け入れられていない」と話していました。

多くの有権者が投票を棄権すればイスラム体制の威信が傷つくことになりかねず、指導部は有権者の動向に神経をとがらせているものとみられ、投票率も焦点の1つとなっています。

イランの国営テレビは、連日さまざまな宣伝を繰り返し放送し、国民に投票に行くよう呼びかけています。
中には、イラン各地で投票される用紙1枚1枚が空に飛び立ちミサイルとなり、外国の戦闘機を次々と撃ち落とす様子を描いた映像もあり、国民の投票が国の安全保障にとって重要だと訴えています。

また男性歌手がラップ調の音楽で「国民は投票箱に向かっている。われわれの選択は、われわれの運命。パラダイスにつながる道だ」と呼びかけるも映像も放送されています。

最高指導者のハメネイ師も「国民が選挙に参加することが国を守ることにつながる」と述べ、有権者に投票を呼びかけました。

イランでは、経済の悪化に端を発した反政府デモがたびたび起きていて、中にはイスラム体制そのものを否定する主張も出ています。

投票率の低下は体制の威信をさらに傷つけることにつながりかねないため、イランの指導部は有権者の動向に神経質になっているものとみられます。

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